コンクリート床真空脱水圧密工法ベストフロアーシステム
ベストフロアーシステムは「真空脱水圧密作用」により、コンクリートの表層部を緻密化するので、強度が強く、ひび割れしにくく、耐久性に優れたコンクリート床版を実現する工法です。
摩耗が少ないため、建物の床面や駐車場、道路など、耐摩耗性が要求されるあらゆるコンクリート床に最適です。さらに、コンクリートの劣化につながる成分の浸透を防ぎます。この工法は化学資材は使わない「地球環境を汚さない省エネ工法」です。
ベストフロアーRV工法が国土交通省NETISに登録されました。 登録番号CB-210013-A(表面再振動によるコンクリートスラブの真空脱水促進工法) |
ベストフロアーシステムの特徴
工期短縮で工事費のコストダウン
大気圧を利用し余剰水を吸引除去することで、コンクリートの表層強度が早く実現するので、工期が短縮でき、工事費のコストダウンになります。
摩耗減量が少なく埃の発生を防ぐ
表層強度が大幅に向上するので、収縮が小さくなり、ひび割れしにくく、埃も舞いません。
表面が強く、耐久性を向上
ベストフロアー処理を施すことにより、余分な空気や水が取り除かれるため、ひび割れに強く、劣化し難い、対凍害性を持ったコンクリートが実現します。
回転ラベリング試験(耐摩耗性)
ベストフロアー処理を施すことにより、有害な空隙が減少し表面密度が高くなります。ひび割れや、すり減り抵抗に優れた耐久性コンクリートが実現します。
ライフサイクルコストの低減
仕上材のふくれ、はがれがありません。
ベストフロアーRV工法
真空脱水直前に振動スクリードで表面再振動を掛ける「ベストフロアーRV工法」を開発しました。
ベストフロアーRV工法は、真空脱水・圧密作業の前に、床版コンクリートに表面再振動を掛けます。
表面再振動を行うことによりブリーディング水の再浮上を促進すると共に、沈下ひび割れ修復作用が期待できる為、屋外の条件でも真空脱水圧密処理が確実に行われ、短時間の処理でひび割れが少ない表層性能改善効果が得られます。
- 用途
・工場、倉庫、ターミナルなど。
・道路・橋梁上部工・港湾施設・河川施設・トンネル・コンクリート舗装など。
・水処理施設・最終処分場・会館施設など。
・水路・現場打ちボックスカルバートなど。
・塗床・防水等仕上処理を施す下地としてのコンクリート。
・冬季施工の初期凍害回避。
- 特徴
・表層が緻密になり強度が向上する。
・沈下ひび割れ要因を緩和すると同時に、乾燥収縮を低減する。
・中性化を抑制する。
・初期凍害を抑制する。
・防水性が向上する。
・塩化物イオンの浸透を抑制する。
・耐摩耗性・防塵性が向上する。
・仕上材との付着性が向上する。
詳しくは技術資料をご参照ください。
ベストフロアーRV工法 技術資料
・その他、学会等への発表論文も多数あります。ご希望の方はお問い合わせください。